2010年3月31日水曜日

Android狂想曲

FeliCa が載るだの、キャリアメール対応だの期待をした au のアンドロイド端末だったが、自分としては自分の視野から全く違う方向に飛んでいってしまった。ガラケー独自の機能としては、赤外線通信とワンセグを搭載。キャリアメールと LISMO! はアップデートで対応。

素直な感想としては、IS02 が Android 端末だったら良かたのに。
だが、FeliCa 搭載は冬に予定ということらしい。まぁ、気長に待ってみる。

au は冬に期待となったが、取り敢えずこれで3キャリアの Android 端末が出揃った。
簡単に比較すると三者三様だ。

独自路線を突っ走る au
中身をいじるのが Sonyっぽい docomo
素のままどんと味わえ SoftBank

こんな感じだろうか。一般にはやはり話題になっている Xperia がそこそこ売れるんではないかな。Desire は一部の評価は高いだろうけど、HT-03Aの二の舞になるような気もする。IS01 は、、、予想もできない。

キャリアaudocomoSoftBank
メーカーSHARPSony EricssonHTC
端末IS01Xperia(SO-01B)Desire(X06HT)
バージョン1.61.62.1
CPUSnapdragonSnapdragonSnapdragon
スクリーン5インチ
480x960
独自マルチタッチ
4インチ
480x854
3.7インチ有機EL
800x480
マルチタッチ
カメラout 527万画素CMOS
in 43万画素CMOS
810万画素CMOS500万画素CMOS
SMSCメール対応SMS対応SMS対応
MMSEメール対応予定IMoNiで対応可S!メール対応予定
独自マーケットau one Marketドコモマーケットなし
独自アプリiWnn IME SH edition
セカイカメラ
au one ナビウォーク
LISMO!(予定)
POBox Touch
Timescape
Mediascape
日本語対応
インターフェイスqwertyキーボード
トラックボール
ハードウェアキー
ハードウェアキー光学式トラックボール
ハードウェアキー
サイズ約83×149×17.9mm約63×119×13mm約60×119×11.9mm
重量約227g約135g約135g

端末がどんどん出て来るのは良いことだと思う。選択の幅が広がるのはうれしい。ただ、PalmPilot を使っていたときの CLIE や Visor、TRG Pro が登場したのと雰囲気が似てる気もする。もちろん、当時の PDA と携帯端末では使用者の分母が大きく異なるので、急激な衰退はないと思うが。

2010年3月30日火曜日

b-mobile SIM

自分の MILESTONE は SIM 無しで、 Pocket WiFi との運用で使用している。
ただ、この方法は

・イーモバイルのサービスエリア外がある
・2台持ち歩きは嵩張る

というデメリットがある。
まぁ、イーモバイルは PC での接続も考えると、費用面でメリットがあり使用している。
ただ、 SIM を使用してみたいというのもある。

そこで b-mobile SIM の受付が開始 しているので申し込んでみた。

対応機種のスマートフォンには MILESTONE の記述はない。
まぁ、技適マークのない機種だから当然。

b-mobile SIM の仕様をみると、対応する通信方式及び周波数は、
『W-CDMA/HSDPA/HSUPA / 2100Mhz/800Mhz』
となっている。

MILESTONE の通信方式と周波数は、ここを参考にすると、
『GSM850, GSM900, GSM1800, GSM1900, UMTS900, UMTS2100』
『CSD, GPRS, EDGE, UMTS, HSDPA, HSUPA』
となっている。

W-CDMA は UMTS のことなので 2100MHz では使えるが、800MHzは使えないことになる。
FOMA プラスエリアが駄目ってことだろう。

リスクを考えて、申し込んだのは1ヶ月2980円のコースにしておいた。

こいつ、動くぞ ~Live wallpaper~

OS も 2.1 にアップデートし、root化も無事に果たせた
MILESTONE は問題なく使えている。

せっかく 2.1 にアップデートしたので、
Live wallpaper を使ってみる。
『Polar clock』の『Polar Bear (dynamic)』にしてみる。

派手さはなく地味に動いている。
ちょっと電池の保ちが悪くなった気がする。

2010年3月28日日曜日

音声入力のロケール ~ハーフな分だけ~

Android では音声による入力が使える。
人前で独り言みたいに入力するのは恥ずかしいが、
なかなか便利で重宝するような気がする。

自分が MILESTONE に入れているアプリの中で、
音声入力が使えるものは下記の4つ。

VoiceSearch
GoogleMap
DroidWing
Voice2Text

しかし、日本語で認識してくれるのは上の二つだけ。
下の二つでは英語として認識されてしまう。
半分しか日本語で使えないのだ。

MILESTONE では、標準の設定では日本語のロケールはない。
そのため、MoreLocale2 をインストールして日本語の設定にしている。



Settings -> Language & keyboard -> Select locale

Locale の設定画面。
二面分の Locale があるが日本語はない。








MoreLocale 2 の設定画面。

三面分の Locale と、設定できる言語が増えている。
日本語も設定が可能。







実は一覧から日本語を選択して設定すると、
言語は『ja』となるのだが、地域は設定されない。
現在の地域/言語が、『ja N/A N/A』になっている。

そこで、メニューの『独自ロケールの設定』から設定する。

言語に『ja』、地域に『JP』を設定。
Variant は取り敢えず空欄で良いらしい。
これで、言語と地域が設定される。


※実は中段の3枚の画像は設定後のスクリーンショット。

で、結果は全く変わらず。
ただ、地域を設定することで GoogleMap の音声検索が日本語対応になる模様。
これを設定した後に、初めて GoogleMap で検索したので、この設定の効果が自分には不明。

というわけで、音声検索のロケールは継続調査。

マップス ~白き地図 ・・・人 "風まく光" を示す~

標準の Goole Map では日本においてナビゲーション機能は動作しない。
そのため以前に、日本でも(USA以外)ナビゲーション動作する Google Map に置き換えていた。
その後、Google Map はバージョンアップをしているので最新のものに置き換える。

ここにある Brust版のGoogle Map 4.1.0 に置き換える。
といっても、root化していれば標準のマップとは別にインストールが可能。
なので、私の MILESTONE には『マップ』が二つある。


Brust版のマップを立ち上げて、経路を選択。
出発地と到着地を入力し、自動車モードで実行。

すると、左の様に経路と各ポイントを表示する。
そこで、『▲ ナビを開始』を選択する。








すると、現状ではマップが二つあるので選択をすることになる。
そこで、Brust版のマップを選択する。

もし、標準のマップを選択すると
『一致する経路がありません』と表示され、
ナビを終了するしかなくなる。






実際のナビはこんな感じ。
ストリートビューがあるポイントでは実写で表示してくれる。

2010年3月26日金曜日

from Eclair to Eclair

2.0 も 2.1 もどちらも Eclair なのね。私はてっきり 2.1 が Flan あるいは Froyo だと思ってた。

待ちに待っていた MILESTONE の 2.1 へのアップデート。akiran’s blog から情報を得て、記述の通りで無事にアップデート完了。といっても、私の PC 環境 (Win7/64bit) では、Motorola 謹製のアップデートソフトウェアがドライバのインストールでフリーズするという問題が発生。何度もドライバのインストールを繰り返して何とかたどり着いたというのが正直なところ。

しかも、このアップデートでは当然 root が取れていない。なので、Voice Search が動作しない、Market Enabler が使えない、フォントも変更できない、とないない尽くし。そこで、上記の
akiran’s blog にあるドイツのサイトを参考に 2.1 へアップデートし、root化も実施する。

第二外国語でドイツ語を受講してたが、そんな知識では歯が立たないので、アドバイス通りに Google 翻訳を利用。ドイツ語->英語に翻訳したのが下記。因みにドイツ語->日本語にするととんでもない訳になってさっぱり解らない。

ここで紹介されているアップデート方法は、RSD Lite を使って SBF ファイルを書き込む方法。2.0.1 にアップデートする際に利用した。SBF ファイルのアーカイブがあるので、元の 2.0.1 や 2.0 に戻すことも可能。

今回の root 化の特徴は、まず 2.1 にアップデートしておき、一旦 2.0.1 に部分的に戻し、root 化を行なうということ。元々、root 化はバグを突いてsuを潜り込ませるものらしいので、2.0.1 のバグがあるところだけ戻すという方法を採っているのだと思う。これは完全に私の憶測。

▼ドイツ語による手順
Die wichtigsten Dateien und Schritte hier nun im Überblick:

Download der Android 2.1 Final für das Milestone : SHOLS_U2_02.31.0
Die heruntergeladene Datei entpacken und mit RSD Lite flashen
Download der offenen Recovery aus dem Android 2.0 Image: SHOLS_U2_01.14.0_recovery_only.zip
Die heruntergeladene Datei entpacken und mit RSD Lite flashen
Unsere Update.zip herunterladen: nodch.de Update.zip für Motorola Milestone Root
Die Update.zip auf die Speicherkarte ins Hauptverzeichnis kopieren
Das Milestone in den Recovery Modus starten und die update.zip ausführen

▼ドイツ語から英語に翻訳
The most important files, and here are steps in the overview:

Download the Android 2.1 for the Final Milestone: SHOLS_U2_02.31.0
The downloaded file unzip it and flash with RSD Lite
Download the open recovery from the Android 2.0 Image: SHOLS_U2_01.14.0_recovery_only.zip
The downloaded file unzip it and flash with RSD Lite
Download Our Update.zip: nodch.de Update.zip for Motorola Milestone Root
The Update.zip copy to the memory card into the main directory
The milestone in the recovery mode and start the run Update.zip

▼日本語
1 SHOLS_U2_02.31.0 をダウンロードして解凍し、SBF ファイルを取り出して、RSD Lite にて MILESTONE に書き込む。
2 SHOLS_U2_01.14.0_recovery_only.zip をダウンロードして解凍し、SBF ファイルを取り出して RSD Lite にて MILESTONE に書き込む。
3 nodch.de Update.zip für Motorola Milestone Root をダウンロードし、zip ファイルをそのまま SD カードにコピーし、MILESTONE をリカバリーモードで立ち上げて update.zip を実行する。

後は setupsu.apk をインストールする以前の手順で root 化が可能。

下記の左を見ると Firmware version が 『2.1-update1』になっている。また、最初の Motorola のアップデートソフトウェアでのアップデートでは、インストールしていたアプリやそのデータ、設定はそのまま残っていた。しかし、RSD Lite で SBF ファイルを書き込む場合は真っ新になる。下記の中央と右はアップデートでのデフォルトのアプリ一覧。













気になるのは、『Camera』のアイコンが変わっている。デザインといいカラーといい、まるで Optio I-10 のようだ。それと『Camcorder』のアイコン。2.0.1 までは Camera をムービーモードにするという方式だったが、 2.1 では独立のアプリとなっている。

2010年3月6日土曜日

ディスコミュニケーション ~どうして人は絵文字を使うんだろう~

Android のキャリアメールで、『絵文字』への対応が話題になる。
自分は絵文字を使わず、(^-^) などの顔文字をよく使う。

なので、自分としては絵文字への対応はあまり重要視していない。
ただ、メールでは相手があってのことなので、送信者が絵文字を使うとなると、そうも言っていられない。特に伝達すべき内容を絵文字のみで送信してきたり、発言内容が微妙な際に絵文字を感情情報として付けてくる場合も少なくない。

さて、Android 端末での au のメールの絵文字対応をみてみる。au style からのメールを例として状況をみる。
比較するのは、左から順に

携帯(W63CA)
Android のGmail アプリ
Android での web 上での auone メール (Dolphin Browser を使用)
PC での web 上での auone メール (FireFox 3.6 を使用)

の絵文字入りのメール表示の様子。














見比べるとわかるが、Gmail アプリでは絵文字だけが表示されない。よく見ると、絵文字が半角スペースに置き換わっているよう。面倒だが、絵文字を確認したければ何とか手段は用意されているという状況。

※左から3番目の Dolphin Browser での auone メールで絵文字がずれて表示されているが、これはキャプチャー時にずれるよう。実際の端末上ではずれていない。不思議だ。

2010年3月1日月曜日

キャリアーフェイク ~MarketEnabler~

MILESTONE は SIM 無し運用のため、アンドロイドマーケットで有料アプリがダウンロード出来なかった。しかし、root化したことで、MarketEnablerを使えばこれが可能になる。

左側は SIM 無しそのままの場合。

右側は MarketEnabler で T-Mbile とフェイクした場合。

おわかりいただけただろうか。
最上段に『UK£2.50』、最下段に『¥500』のアプリが表示されている。




アンドロイドマーケットでは、端末に挿している SIM でキャリアを判断し、アクセス先を決めているよう。なので、SIM 無しでは有料アプリが表示されない。SIM が無ければこの状況はいかんともし難い。だが、 root化すればこのキャリアをフェイクすることが出来る。












アプリを実行するとまず現状が表示される。SIM 無しなので『gsm.sim.operator.numeric』が空欄になっている。そこで、『Settings list』タブを選択するとフェイクするキャリアの一覧が表示されるので、適当に選んで長押しするとポップアップリストが現われる。これを選択すると、スーパーユーザーのアクセス権を承認する画面になるので承認する。これで、フェイク完了。最初の『Actual』タブに戻ると先の『gsm.sim.operator.numeric』が設定されている。












これまでは T-Mobile を選択していたが、docomo の ID がわかったので docomo 端末になりすませるようになった。